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山登りと生ビールをこよなく愛し、毎日1万歩を歩く、塩原温泉の老舗旅館「明賀屋」の社長が、日々のあれこれをつづります。

地熱発電

2016年2月29日 07:38

今日の塩原温泉は曇りです。夜は雨が降っていました。  7時現在 玄関前の気温はプラス2度です。

28日の日本経済新聞に地熱発電の記事が載っていました。「エコ」だそうですが、私の知っているマイナス面をお話しいたします。

1.地下から熱水を汲み上げて また地下に戻す時、管にスケールが溜まります。このスケールを取るのに硫酸を使います。多い所では1週間に10トン使います。

2. 硫酸が有機リン系の肥料と混ざるとサリンになります。

3 ヒ素などの重金属は 深い所から汲み上げても 同じ深さまで戻さず、浅い所に戻します。

4 地熱発電を始めてから、温泉が枯れるのに 10年から15年かかり、因果関係が認められる事は ないです。

4に関して 地熱発電を進めるある会社から説明がありましたが、因果関係を認めるかどうかの判断基準がない そうです!(例えば 温泉の量が20%減るとか、温度が10度下がるといった)

これで因果関係について 誠心誠意対応すると言うのですから、恐れ入ります。この会社の案内のパンフレットには「元国策会社」と書いてあり、ここまで見事なブラックユーモアは、滅多に無いですね。

日本経済新聞も きちんとプラス面、マイナス面を書いてもらいたいです。硫酸の どこがエコなのでしょうか。

Dscn6779 日本経済新聞から。

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